ウェブページの構造化データはどの形式を使うのがいいか
ウェブページの構造化データはどの形式を使うのがいいかについて考えてみました。
はじめに
クローラなどのプログラムにウェブページの構造を理解してもらうための助けとなる構造化データの形式ですが
- JSON-LD形式
- RDFa形式
- microdata形式
があります。
この記事ではこれらの構造化データのどの形式を使うのがいいかについて個人的な意見を書きます。
どの形式を使うのがいいか
まず結論を書いてしまいますが、個人的にはJSON-LD形式を使うのがいいという結論になりました。
このブログでは最初はmicrodata形式を使用していましたが、現在はJSON-LD形式に移行しています。
microdata形式から移行した理由
microdata形式からの移行を考えた最も大きな理由はmicrodata形式がオープンコミュニティのHTMLの仕様でHTML標準の仕様ではないためです。
標準の仕様ではないためW3CのHTMLの検証を通りません。
W3C's easy-to-use markup validation service, based on SGML and XML parsers.
RDFa形式を採用しなかった理由
RDFa形式はmicrodata形式と異なりHTML標準の仕様のためW3CのHTMLの検証を通ります。
HTMLの属性などでマークアップを行うためHTML文書そのものを構造化データとすることができます。
個人的にはRDFa形式を採用しない理由はありませんでしたがJSON-LD形式のほうがよいと判断したためです。
JSON-LD形式を採用した理由
やはりGoogleがJSON-LD形式を推奨しているのが大きな理由です。
構造化データに関する一般的なガイドラインを遵守してください。こちらのガイドラインは、構造化データが Google 検索のリッチリザルトに表示されるようにするために役立ちます。
JSON-LD形式の場合はHTMLのマークアップとは別に構造化データをJSON形式で記述するため同じ内容を2度記述する必要がでてきます。
ですがワードプレスなどのCMS、動的なサイト、静的サイトジェネレータの利用などHTMLを生成する仕組みを利用している場合は特に意識する必要はないと思います。
ただしHTMLをすべて手で打ち込んでいるような場合はRDFa形式を採用してもいいかもしれません。
おわりに
基本的にGoogleが推奨としているJSON-LD形式を使用するのがいいと思います。